自転車旅行には、重い荷物をどうやって運ぶか?という永遠の課題がある。一般的には、ハンドルにフロンドバッグを取り付け、前後両サイドに防水バッグ、さらに後の両バッグの上にも荷物を積む。
これで、重い沢山の荷物を運搬する事が出来るが、自転車本体への負荷も相当で、スポークが折れたりするし、重い負荷にも耐えらえる丈夫な自転車、ランドナーと呼ばれる旅行用の自転車が必要になる。
しかし、5年程前から、使い勝手の良いサイクルトレーラーが発売され、事情が少し変わったと思われるので、今回はその話をしてみたい。
サイクルトレーラー |
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最初に、サイクルトレーラー方式の最大の欠点を述べておくと、世界一周自転車旅行には向かないという事だ。なぜなら、トレーラーが壊れた時、現地での部品の入手や修理が困難だからだ。
でも、日本国内であれば、トレーラーが壊れても、最悪Amazonで新しいトレーラーを注文し、最寄りの宅急便営業所で受け取れるので、そんなに心配はいらない。最低限の準備として、パンクに備えトレーラ用のチューブくらいは予備を用意しておく必要があるけど。
次に、良い処だが、
- 今、乗っている自転車が、そのまま旅行で使える
- キャリヤや専用バッグを買う必要が無い
- 荷物を持ったまま、輪行が出来るので、空港やフェリー乗り場に電車で移動できる。それまでは、自走するか、旅先に荷物を宅急便で送る必要があった。
この、3点が、金銭的にとても有利だと思う。
トレーラー本体の重量は4kg程度と重い。でも、
- 前後キャリア
- 4バッグ
の総重量と比較してみると、大差無いことが分かると思う。また、ランドナーは自転車自体がロードバイクより重いしタイヤも太いので、走行時の負荷もトレーナー方式の方が軽いと思う。
昔はこれで、旅行していた |
そんな訳で、今年はその理論を実践すべく、トレーラー方式で北海道の海沿いの道を、ぐるっと走る予定だ。多分、2,000km以上になるかもしれない。最大の難関は、知床峠越えだと思うが、知床までに1,200kmは走っているはずなので、脚の方も丈夫になっている事を願いたい。
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