今年の北海道自転車旅行では、中華製バーナーのパッキン劣化によって、危うく火事を起こしかけた。テントの中で起き、テントが燃えたかもしれないと思うと、非常に怖い。あっという間に燃え広がったら、逃げる余裕があるかどうか?
当然、旅行前にバーナーの動作確認は行っていた。火力調整のツマミがやけに敏感だった様な記憶があり、ちょっと変な気がしたが、まあ良いかと見過ごしたのが失敗だった。
左がプリムスのP-153、右はキャプテンスタッグのM-7900 |
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2014年からPRIMUS(プリムス) P-153 ウルトラバーナー使っていたのだが、何かの拍子で五徳がカチッと固定されなくなり、ぐらつく様になったので、2019年に安い中華バーナーに買い替えた経緯がある。
だが、今回のトラブルで考え方がちょっと変わった。まだ、プリムスのP-153 ウルトラバーナーが高すぎるという考えは変わらないが、もう安い中華バーナーを買うという選択は無い。
それと、日本メーカーの姿勢というか、真摯にユーザーと向き会う姿勢に感心している。旅先のホームセンターで買ったキャプテンスタッグの小型ガスバーナーM-7900に付いていた取説の記述だ。ちゃんとOリングが劣化する事が書いてあるし、交換用Oリングの品番も明記されている。中華バーナーには、とても望めない事だ。
キャプテンスタッグの取説 |
プリムスのP-153とキャプテンスタッグのM-7900を比較してみた。
プリムスのP-153 | キャプテンスタッグのM-7900 | |
価格 | \8,066 | \3,812 |
重さ(ケース込) | 132g | 386g |
ガス消費量 | 245g/h | 225g/h |
五徳の直径 | 14.8cm | 17.5cm |
出力 | 3,600kcal/h | 2,700kcal/h |
点火装置は双方とも実用には耐えないレベルだ。M-7900はケースの重さが94g。
この比較表では分からない重要なファクターがある。火力調整がやり易いかだ。M-7900は調整ノブの径が大きい事もあり、調整が容易だ。開閉の文字の刻印もあり、間違い難い。値段も手ごろだし、私的にはキャプテンスタッグのM-7900をお勧めする。お湯を沸かすだけなら、プリムスのP-153に軍配が上がるが、調理をすることを考えると、五徳が大きく安定しているキャプテンスタッグのM-7900の方が使い勝手が良い。
それと、ガス缶との接合部分が真鍮って事もポイントが高いかも。プリムスのP-153の接合部分を見てみると、古いって事もあるが錆が出ていた。
錆び、Oリングも少し劣化 |
こっちは、まだ綺麗だ |
それと、OD缶とCB缶の入手性についてだが、近年のアウトドアブームもあり、ホームセンターでOD缶を普通に入手できる様になったので、離島以外はあえてCB缶にこだわる事も無くなった様に思われる。
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