管理組合の回答は、「1年以内にサッシ交換工事が予定されているので、その時期まで待って欲しい」という内容であった。しかし、動かなくなったサッシは、日々利用している箇所のサッシ(動線)なので、そんなに待てない。自分で修理することにした。
取り外して横置きした状態のサッシ |
調べてみると、サッシ自体は共用部だが、通常の使用によって経年劣化した不具合については使用者が修理を行うのが正しいので、管理組合に連絡せず自分で修理すれば良かった。最初の難関は、サッシを外す事だった。
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網戸の取り外しは何度も行っているので、その要領で外せば良いと思い、まずサッシを上方向に持ち上げたのだが、ビクともしない。調べてみると、風などで外れない様に「外れ防止」があり、それを取り外さないとサッシも外れないのであった。
我が家のサッシの外れ止め |
サッシの種類によって、外れ止めの場所が違う事もあるらしいが、我が家の場合はサッシ枠の上部レールの処についていた。こんなトラブルでも無いと、全然気にしないパーツだと思う。
サッシの外し方 |
そして、あっさりとサッシは外れたが、「意外に重い」というか「かなりの重量感」である。油断して外側に倒れると、ガラスが割れてしまうので要注意だ。戸車の状態を調べる為、注意深く横置きにした。
築30年のマンション、戸車のネジはとても固そうだ。ドライバーだけでは、空回りしてネジの頭が潰れそうだったので、定番のCR556を吹付け、ドライバーを当てて金づちで軽く叩き衝撃を与え、ネジザウルスを使ってみると何とか回る様になった。ヤレヤレである。
途中まで引き出した様子 |
予想通り、白い部分が欠け(割れ)ていた |
これで、戸車の種類とサッシの形状が判明したのだが、今日中に修理しないとサッシが外れた状態で一夜を過ごす事になる。ネットで調べると壊れた戸車は古い製品で入手に数日はかかる。戸車の寸法やサッシの形状を把握して、ホームセンターへ向かった。
我が家のサッシは階段型だった |
みつけた戸車、意外に小さい |
入手した戸車は小さいが、耐荷重は30kg。ネジを調整して、既存の戸車と高さを同じにした。
高さを調整した |
ネジ止めでは無く、嵌め込み方式なのでちょっと不安だったが、新しい戸車は簡単に嵌った。後はサッシの取付だが、これが大変な作業だった。凄く重いのでなかなか嵌らない。そこで、下に木材を置き、高さを嵩上げすることにした。この方式だと持ち上げる量が少ないので、調整が容易なのである。
木片の切れ端で、嵩上げ |
なんとか嵌め込むことが出来たが、重いしガラスが割れたら大変なので、二人で作業した方が安全である。そして、新しい戸車の調子は上々、以前より軽くなったし、音も静かになった。
交換の動画はこちら↓
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