2012年9月10日月曜日

旅用自転車のギア比

昨日、旅用自転車の組立てが終わったという連絡があったので朝一番でショップに行った。26インチ(MTB)ホイールはやはり小さい印象がある。フレームサイズが540と大きいのに自転車が大きく見えない。問題はクランクだった。クランクを17.25cmの物に交換することをお願いしていたが、このクランクセットには17.2cmのクランクしか無かったのだ。

クランク長を17.25cmにするのは、今回の自転車製作の拘りなので是非とも実現したい。どうせクランクセットを交換するのであれば、最終兵器というべき「スギノのCompact Plus+」を選ぶ事にした。このクランクはインナーのチェーンリングのPCDが74mmなのだ。よって、私の様な貧脚にとっては夢の様な

フロント(ダブル) 40T-28T

のギア比が現実のものとなるのである。


リアスプロケが8速(11-32T)、ケイデンスが60、この条件で走行速度を計算したのが次のグラフである。

表1(ケイデンス60)

私の場合、脚の重さでペダルを回す「ゆったり走行」時の速度は15~20km/hになる。そうすると、40T/18Tまたは40T/15Tの組合せが、普段使うギアの組合せになりそうである。

最高速度も試算してみた。40T/11T、ケイデンス100とすると速度は43.5km/h。しゃかりにペダルを回せば40km/h以上出るので十分であろう。残りは激坂のシュミレーションだ。「自転車探検の登坂必要ギア計算器」を使って計算した結果が次である。

計算結果の画面キャプチャ

今回の最小ギア比は、0.875(28T/32T)だ。ゆっくりペダルを回せば10%の傾斜であっても登れそうだ。(自転車が完成したら風張峠で試してみよう)実際に走って問題なければ私の様な貧脚の場合、Qファクターは小さいしスギノのCompact Plus+は良い選択になりそうである。

【後日談】
大きな荷物を積んで、四国を自転車でお遍路した。激坂では速度が4~5kmに落ちるが何とか登れる。登れない坂は押せば良い。これ以上ギア比を軽くしても、速度が落ちて安定しない。このギア比が限界に近いのではないだろうか?



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