クランク長を17.25cmにするのは、今回の自転車製作の拘りなので是非とも実現したい。どうせクランクセットを交換するのであれば、最終兵器というべき「スギノのCompact Plus+」を選ぶ事にした。このクランクはインナーのチェーンリングのPCDが74mmなのだ。よって、私の様な貧脚にとっては夢の様な
フロント(ダブル) 40T-28T
のギア比が現実のものとなるのである。
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リアスプロケが8速(11-32T)、ケイデンスが60、この条件で走行速度を計算したのが次のグラフである。
表1(ケイデンス60) |
私の場合、脚の重さでペダルを回す「ゆったり走行」時の速度は15~20km/hになる。そうすると、40T/18Tまたは40T/15Tの組合せが、普段使うギアの組合せになりそうである。
最高速度も試算してみた。40T/11T、ケイデンス100とすると速度は43.5km/h。しゃかりにペダルを回せば40km/h以上出るので十分であろう。残りは激坂のシュミレーションだ。「自転車探検の登坂必要ギア計算器」を使って計算した結果が次である。
計算結果の画面キャプチャ |
今回の最小ギア比は、0.875(28T/32T)だ。ゆっくりペダルを回せば10%の傾斜であっても登れそうだ。(自転車が完成したら風張峠で試してみよう)実際に走って問題なければ私の様な貧脚の場合、Qファクターは小さいしスギノのCompact Plus+は良い選択になりそうである。
【後日談】
大きな荷物を積んで、四国を自転車でお遍路した。激坂では速度が4~5kmに落ちるが何とか登れる。登れない坂は押せば良い。これ以上ギア比を軽くしても、速度が落ちて安定しない。このギア比が限界に近いのではないだろうか?
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