7/22(金)
朝、コーヒーを飲もうとお湯を沸かす。旅の初めから調子が悪かったバーナー、火力が安定しない。ノズルを強側に回したら、急に火力が増しボンベに火が!慌ててボンベを外して、火を払う。テントの外で良かった。再度、試みるが同じ。もう料理を諦めた。バーナーの取り付け口を見ると、ゴムのカスが2つ、パッキンが劣化していた様だ。非常食のソーセージを2本食べ、撤収を始めた。マットが夜露で濡れたので、トレーラーの上部にサンダルと一緒に紐で固定した。
旗竿に旗を付け、出発! |
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石狩川、当別川を渡り、川沿いの道を走り、国道231号(オロロンライン)を目指す。途中、対向車のトラックの風で帽子を飛ばされた。以後は旅行中に何回も飛ばされたが、全て回収できて良かった。
ようやく国道231号に出た |
国道231号に出た処のセイコーマートで補給。此処で自転車を止めビックリ!マットとサンダルが無い。落としてしまった様だ。サンダルは良いとして、マットが無いのは痛い。後方の石狩にはホームセンターがあるが、往復だと10数km。今日は80km走る予定なので、何とかなるかと先へ進んだ。望来の坂で休憩、気が付くと旗が無い!また、落としてしまった様だ。
今度は旗を落とした |
遠くに見えるのは、雄冬岬? |
バーナーが壊れ、マットとサンダルを落とし、続けて旗まで落としてしまった。命に影響は無いが、今日はトラブル続きだ。テンションが下がり、「もう帰ろうか」などと弱気になる。
約3km弱のトンネルを抜けたら、体が冷えきってしまった。この先にも3kmほどのトンネルがある。10年前と同じく、送毛(おくりげ)峠で迂回する事にしたが、これが大間違いであった。
トンネルを避け、送毛峠へ |
記憶より坂が厳しく、途中から押して歩いた。砂利道に変わると、押して歩く事もままならず、トレーラーを切り離し、自転車だけを押して歩き、しばらく進んだら自転車を置き、歩いてトレーラーまで下り、今度はトレーラーだけを引いて歩くという方式にした。
おまけに大量のブヨに囲まれるし、この苦行はいつまで続くのだろうと思う。唯一の救いはネット付き帽子を持参していた事だ。
憔悴しきった様子 |
ついに、終わりが見えた。舗装路が見えたのである。後は、ジグザグ走行で何とか峠を越えた。10年前にもこの峠を越えたのだが、こんなに辛い記憶は残っていないので、6kg増えた体重と、8kg増えた荷物の為か?こんなんでは、知床峠越えが思いやられる。
やっと舗装路になった |
浜益の街 |
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