2013年8月7日水曜日

自転車旅行と充電の問題

私にとって、1台で「旅行の写真(デジカメ)」、「走った記録(GPSログ)」、「オンライン地図(GoogleMap)」が使えるスマホは、欠かすことの出来ない旅の道具だ。でも、スマホは電池の減りがとても早い。そこで、キャンプ泊の旅行中に「どうやって充電しようか?」と頭を悩ます事になる。





旅先でもAC100Vコンセントから充電できる以下の様な場所があるが、どれも使い勝手が悪いしパチンコ屋以外は立派な犯罪(盗電)になってしまう。なので、良識ある大人の私?としては、できるだけ使わない様にしたいのだが...

  • 銭湯の休憩室
  • キャンプ場のトイレ
  • 道の駅
  • パチンコ屋

それと、電池式の充電器を使う方法もあるが、私のスマホの電池容量は3,000mAなので1回でフル充電できないし、電池代もバカにならない。コンビニ(セイコーマート)で買うと単3電池4本で400円くらいすると思う。100円ショップで買えば安いのだが、大量に買うと重いし使った後の廃棄も面倒だ。

電池式の充電器

そこで、自力で充電できる実用的な方法が無いか?と研究・調査を行い、「太陽光発電」と「ハブダイナモ発電」が最善な方法だという結論に至ったのである。

「太陽光」は曇りがNGだが、「ハブダイナモ」は天候に左右されない。「ハブダイナモ」は走っていないとNGだが、「太陽光」は走らなくても天気が良ければOKだ。お互いの弱点を補完しあうこの2つの方法は「向うところ敵無し!」...と信じたい。

では、これらの方法を具体的に説明しよう。

 太陽光発電機 

米国製のソーラーパネル発電機 「GOAL ZERO社製 NOMAD 7」を使う。これは日本でも市販されている。実際に1ヶ月ほどの旅行で使ってみた感想は、これは使える!だ。 充電に時間がかかってしまうことを心配していたが問題ない。直射日光が垂直にあたる状態であれば5時間程度で、3.7V 5,000mAの「ポケットチャージャー02」がフル充電される様だ。それと休養日(走らない日)でも充電できるのが素晴しい!


GOAL ZERO社製 NOMAD 7

ソーラーパネル発電機の購入時の詳しいレビューはこちら ⇒⇒ 

【後日談】
USBチェッカーを買ったので、充電電流を測定してみた。結果は出力電圧が4.7V、充電電流が1.7Aという素晴しい結果となった。ただし、入光角が30度くらいだと、充電電流が0.2Aまで低下する。走行中、太陽光を垂直に受けるのは困難なので、現実的な数値は0.5Aかな?(注意! 実はUSBチェッカーが壊れていた。電流値に信憑性は無い)

USBチェッカーを接続

【その後】
もっと大容量のソーラー発電機が欲しくなり、Anker PowerPort Solar (21W 2ポート USB ソーラーチャージャー)を購入した。


 ハブダイナモ発電 

ハブダイナモは、街中を走っているママチャリ(軽快車)のフロントライトの電源になっている事が多いので、見たことがあると思う。 そのハブダイナモの電力を利用する方法だ。

現在、ハブダイナモの完組みホイールで26インチは市販されていない様なので、自転車屋にお願いしホイールを手組みしてもらう必要がある。そして、ハブダイナモの出力はAC6Vなので、それをUSB(DC5V)に変換するためのアダプタも必要になる。このような理由により、ハブダイナモ発電はちょっとハードルが高いのだ。

スポーツハブダイナモ(SHIMANO DH-T550-3N)

また、何種類かのUSB変換アダプタが市販されているが、ちゃんとした製品(BUSCH+MULLER E-WERK)は値段が高すぎる(180$くらい)ので、私はアダプタを自作してしまった。

自作したアダプタ

実は設計ミスのため、四国お遍路旅行の最中にアダプタとスマホを壊してしまった事がある。その対策は完了しているが、本格的な実地テストはこれからだ。今年の北海道自転車旅行がその試金石となるだろう。

それにしても、、ハブダイナモの電気的仕様の情報が少ない。おかげで、アダプタの完成までに随分試行錯誤を繰り返してしまった。
完成したアダプタの詳細はこちら。 ⇒⇒  


【その後】
約1ヶ月のフィールドテストも無事に終了。完成したと考えて良い。USBチェッカーで充電電流を測ったら15km/hで0.75Aであった。(まあまあ、である)

測定の様子はこちら。 ⇒⇒  

それと、収容ケースが少し大きかったのでダンボールで包むことにした。見た目は悪いが、フロントバッグのポケットに入れておくので、まあ良いかな?



【更にその後】
ダンボールが湿気でヘタってきたこともあり、ちゃんとしたケースに入れることにした。これで格好良くなった。

詳細はこちら ⇒⇒ 


 何に充電するのか? 

発電した電気を何に充電するかも重要な問題である。どちらの発電方法もUSB出力なのでスマホを直接充電する事もできるが、USBケーブルを繋げたままだとスマホの使い勝手が悪いし、発電機の故障でスマホが壊れる恐れもある。

また、激坂を登るときに速度が遅くなり、充電のON/OFFを繰り返す事もあり得る。ON/OFFを繰り返すと「充電開始音(ピポッ)」が煩いし、スマホにダメージを与えそうである。

という事で、モバイルバッテリーに充電するのが最善だと思う。私はドコモの「ポケットチャージャー02」を2ヶ準備した。これの容量は3.7V 5,000mAhである。

ポケットチャージャー02

【その後】
老眼が進み、大きな画面が欲しくなったのでNexus7 2013 LTEモデルを買った。 その為、大容量のモバイルバッテリーを追加購入した。


【更にその後】
大容量バッテリーをもう一つ欲しくなったので、Anker PowerCore 13000 (13000mAh 2ポート 大容量 モバイルバッテリー) を買った。重さも2/3くらい!技術の進歩は素晴らしい。



 取り付け方法は? 

ソーラーパネルは後ろのキャリアの荷物(テント)の上が良い。適当に直射日光があたるので、キャンプ場に到着する頃にはフル充電されている。USB変換アダプタの収納はフロントバッグを使うと便利だ。


バッグは取外しするので、USB変換アダプタとハブダイナモを接続するケーブルは、バイクなどの電気配線で使われている「カプラ」を使って切り離しできる様にした。 ちなみに、カプラの抜け防止の爪はニッパで切断してある。


 電池の充電はどうするのか? 

電気の自給自足を目指す私としては、当然電池も充電可能なエネループを使っている。そのエネループの充電には、USB入力タイプの電池充電器を使うことにした。これで、「ソーラーパネル」や「ハブダイナモ」から直接充電する事も出来るし、ポケットチャージャー02から充電する事も出来る。

SANYO N-MDU01AS(単3/4兼用)

さて、電池交換の頻度だが、夜は走らない方針なのでライト類の電池交換は無し、LEDランタンは4日、ラジオは7日で交換といった感じだろうか。本当は全て単3電池で統一したかったが、携帯ラジオが単4電池なので混在することになってしまった。

【後日】
海外旅行を視野に入れ、ワールドバンドラジオ(TECSUN PL-210)を買ってしまった。これは単三電池で動くので、一応統一が出来た。オートチューニングは便利だった。



 その他、小物類 

ここまでの準備で、電気の自給自足は万全だと思われかも知れないが、機器が壊れるとか、悪天候が何日も続くとか、想定外の事態にも対応出来る備えも必要である。

【延長コード】
電源コンセントが塞がっていても、この電源コードなら差込口にコンセントが付いているので、差し替えて使える。

TAP-B9-2 プラス1個口の電源コード


【ACアダプタ】
AC100VコンセントでUSB出力(2.1A×1 または 1A×2)を作れる。

RK-ADS21K、ACアダプタ

【電池式充電器】
最終手段、電池を使ってスマホを充電。

エレコム モバイルバッテリー

【電池チェッカー】
無くても良いのだが、いちおう持っていくようにしている。

犬型電池チェッカー、エネルピー

【電池ケース】
100円ショップで偶然見つけたが、上下に収納が分かれていて便利だ。これに予備電池を入れる。




 参考、電気製品の一覧 

持っていく電器製品、必要な電池の種類と数


<一覧表>
区分
型名
電池
備考
ランタン GENTOS
EX-837NX
単3本×3本 毎日使う
ラジオ SONY ICF-R351(買換え)
TECSUN PL-210
単4×1本
単3×2本
毎日使う
AM/FM/短波
オフタイマー有り(重要!)
海外を視野にワールドバンド化
フロントライト Hope
One LED Vision
単3本×4本 夜は懐中電灯の替り
リアライト BUSCH&MULLER
D'TOPLIGHT permanent
単3本×2本 夜と危険を感じる
長いトンネルで使う
サイコン CATEYE
CC/VT100W
CR2032×1個 無線式
最低限の機能
スマホ LG
optimus G Pro
3,000mAh 通話専用
タブレットの予備機
タブレット Nexus7 2013 LTE 3,950mAh 毎日使う
GoogleMap
GPSログ
天気予報
etc



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2 件のコメント:

  1. Along these lines, in the event that you are looking for a 3D game about going for Android and iOS gadget, at that point, Pixel Gun 3D is the thing that we'll be discussing in this article. We had time playing the 3D game and saw it as dynamic than most latent survey I had found out about the game.
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