2012年6月7日木曜日

都内から自走して第9回Mt富士ヒルクライムに参加した話

北海道自転車旅行の2度目の練習として、自宅から「道志みち」を通って西湖のキャンプ場まで自走し、キャンプ場に泊まって第9回Mt富士ヒルクライムに参加することにした。

往路(「道志みち」にて)

旅程は次の通り。3泊4日の旅となった。

1日目:自宅~道志道~西湖自由キャンプ場(往路)
2日目:大会エントリー
3日目:大会
4日目:西湖自由キャンプ場~道志道~自宅(復路)



 1日目 


早朝の6時頃に自宅を出て、多摩川CR~野猿街道を通り津久井湖で休憩と補給をする。(売店の入口に水道があるので、そこで水を補給可能)しばらく進むといよいよ「道志みち」である。この道を通るのは3年ぶりだろうか。平丸トンネル手前の坂はきつかった。登りきって休憩をとる。ここは前回辛かった記憶が無いので荷物の重さが原因であろう。

「道の駅どうし」に着き東屋で休憩を取っていると、風が冷たくなり空模様も怪しくなり、案の定雨が降ってきた。しばらく休憩しているとキャンプ道具を積んだ自転車旅行者が入って来た。外人の男性だ。私がお湯を沸かしお互いにドリップコーヒーを飲みながら色々話をした。彼はカンボジア→中国→日本を5ヶ月かけて旅行していて、東京が旅の終点という事であった。凄い、私も見習わなくてはいけない。

日が沈む前にキャンプ場に着きたいので、まだ雨が降っているが私は出発することにした。「Good Luck」と言われ、私も返事を返す。山伏峠の手前から雨も激しさを増してきた。「ハアハア」言いながら坂を登る。やっとトンネルの入口に到着し、暫しトンネルの入口で雨を避け休憩をとった。山中湖に向け下り始めるが、道の水溜りが凄い。道路の半分以上が水溜りになっている箇所も多かった。「道の駅富士吉田」に着いた頃には雨も止んでいた。ここには「水汲み場」があるので良い給水ポイントである。

西湖自由キャンプ場

18:30頃に西湖の「西湖自由キャンプ場」に到着した。既に受付時間が過ぎていたので翌朝に受付を行うことにして、設営場所を探しテントを張る。一息ついて隣にある「いずみの湯」に向かう。ここで食事をする予定だったが、既にレストランは閉まっていたので、売店でビスケットやお菓子類を買い、晩飯の替わりにすることにした。お風呂で汗を流したのち、ビールを買ってテントで晩飯を食べる。ビール(500mℓ)が450円と高いのが悔しいが、2本買ってしまう。21時前には眠ってしまった。

往路(自宅~西湖)


往路(自宅~西湖)


 2日目 


朝の4時頃には起床、お湯を沸かしコーヒーを飲み洗濯物を干し少し散歩をする。すぐ側が釣りのボート置き場になっていて、早朝から大勢釣りをしている。

テント設営の様子

早朝の西湖

自転車を見るとショックな出来事があった。VIVAのバッグサポーターが壊れているでは無いか! 片側が付け根からポッキリ折れている。ある意味、今回の旅行で壊れて良かった。北海道旅行の最中に壊れたら、その対応に困ったと思う。

折れたVIVAバッグサポーター

気を取り直し、朝食にする。またお湯を沸かしコーヒーを作り、昨晩の残りのお菓子を食べ、明日の富士ヒルクライムに備え自転車のキャリアを外した。洗濯物が乾くまで少し時間を潰し、11:30頃に受付場所である富士山麓北公園へ向かった。

昨日の疲れが回復していない。国道139号線を渡ってから富士スバルライン入口までの登りが、足に応える。こんな調子で明日は大丈夫だろうか?少し不安になるが、ここまで来たら天気が悪かろうがリタイアは考えられないので走るしかない。受付を済ませ昼飯を食べ、会場の出店を見回ってからキャンプ場に戻ることにした。途中晩飯と明日の朝食とビールを買う。明日は3時起床なので、夕方の5時に温泉に入り晩飯を食べ20時頃には寝ることにした。

粗品のサコッシュと背中に付けたゼッケン


 3日目 


予定通り3時に起き、朝食を食べ4時過ぎには出発した。心配していた足の調子も問題ない。快調に走り、5時半頃には会場入りできた。ウィンドブレーカを着ても予想以上に寒い。開会式を見物する。有名人が今年も大勢参加していた。

鶴見辰吾の挨拶

昨年は不本意ながらのアスリートクラス出走だったので、千人以上に抜かれたが、今回は実力に見合った第10スタートである。適度に苦しいペースで走るが、ついついペースが遅くなる。道中は小雨も混じる生憎の天気である。苦しみながら5合目を目指す。最後の登りでフロントがインナーに入らないトラブルに見舞われ、重いペダルを踏み込みながらのGoalとなった。

良いかも?

全てを物語る一枚

下りが辛い。とにかく寒い。手が凍える。震えが止まらない。雨が降る。最悪のコンディションだった。何とか会場に戻るが、そこも雨。「うどん」を食べ、やっと一息ついた。結果は散々たるものであった。今年も駄目出しを貰ってしまった。昨年は1:59台だったので10分近く遅くなったことになる。自走のダメージがやはり残っていたか? 酒とタバコが悪いのか?

出場種目ロードレーサー男子50~59歳
距離24 km
タイム(グロス)2:09:21
タイム(ネット)2:09:21
種目別順位510/611
総合順位4058/4703

キャンプ場に戻ると晴天。山の天気は分からない。濡れた雨具を乾かす。

雨具を乾かし中
疲れた体に鞭打ち、キャリアを自転車に取り付け、17時に温泉に入り20時には眠ってしまった。


 4日目 


3時頃、トイレに起きた。湖を見てみると月が湖面に映っている。綺麗に撮影するには一眼レフと三脚が必要であるが、とりあえずスマホでパチリ。

月が湖面に映っている

洗濯物やテントを乾かしていたら意外に手間がかかり、8時頃にキャンプ場を出発する。山中湖までの道は、車が多く気をつかう。山中湖のサイクリングロードを走り、ふと気が付くと富士山が見えている。公園の東屋で休憩をした。

山中湖の公園にて

再び、「道志みち」に入る。山中湖側からの登りはそれ程では無い。山伏峠を越え、「道の駅どうし」まで一気に下った。また東屋に入るとお年寄りのご夫婦が居て、挨拶をしたら、自転車旅行をする人は珍しいらしく色々話をすることになった。

後日、送って頂いた写真

津久井湖までは基本的にはずーっと下りだ。よくこれだけ登ってきたものだ。しかし登りの箇所もあり、それが足に堪える。やはり昨日のMt富士ヒルクライムのダメージが残っている。自宅近くの多摩川CRは向い風、最後の頑張りだ。自宅に戻りシャワーを浴びてビールを飲む。ほっとした。

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