2022年8月29日月曜日

2022年 北海道自転車旅行 5/38日目 江別→浜益 86.6km

7/22(金)

朝、コーヒーを飲もうとお湯を沸かす。旅の初めから調子が悪かったバーナー、火力が安定しない。ノズルを強側に回したら、急に火力が増しボンベに火が!慌ててボンベを外して、火を払う。テントの外で良かった。再度、試みるが同じ。もう料理を諦めた。バーナーの取り付け口を見ると、ゴムのカスが2つ、パッキンが劣化していた様だ。非常食のソーセージを2本食べ、撤収を始めた。マットが夜露で濡れたので、トレーラーの上部にサンダルと一緒に紐で固定した。


旗竿に旗を付け、出発!

石狩川、当別川を渡り、川沿いの道を走り、国道231号(オロロンライン)を目指す。途中、対向車のトラックの風で帽子を飛ばされた。以後は旅行中に何回も飛ばされたが、全て回収できて良かった。

ようやく国道231号に出た

国道231号に出た処のセイコーマートで補給。此処で自転車を止めビックリ!マットとサンダルが無い。落としてしまった様だ。サンダルは良いとして、マットが無いのは痛い。後方の石狩にはホームセンターがあるが、往復だと10数km。今日は80km走る予定なので、何とかなるかと先へ進んだ。望来の坂で休憩、気が付くと旗が無い!また、落としてしまった様だ。

今度は旗を落とした

遠くに見えるのは、雄冬岬?

バーナーが壊れ、マットとサンダルを落とし、続けて旗まで落としてしまった。命に影響は無いが、今日はトラブル続きだ。テンションが下がり、「もう帰ろうか」などと弱気になる。

約3km弱のトンネルを抜けたら、体が冷えきってしまった。この先にも3kmほどのトンネルがある。10年前と同じく、送毛(おくりげ)峠で迂回する事にしたが、これが大間違いであった。

トンネルを避け、送毛峠へ

記憶より坂が厳しく、途中から押して歩いた。砂利道に変わると、押して歩く事もままならず、トレーラーを切り離し、自転車だけを押して歩き、しばらく進んだら自転車を置き、歩いてトレーラーまで下り、今度はトレーラーだけを引いて歩くという方式にした。

おまけに大量のブヨに囲まれるし、この苦行はいつまで続くのだろうと思う。唯一の救いはネット付き帽子を持参していた事だ。

憔悴しきった様子

ついに、終わりが見えた。舗装路が見えたのである。後は、ジグザグ走行で何とか峠を越えた。10年前にもこの峠を越えたのだが、こんなに辛い記憶は残っていないので、6kg増えた体重と、8kg増えた荷物の為か?こんなんでは、知床峠越えが思いやられる。

やっと舗装路になった


峠にある展望台は記憶通りだったが、老朽化の為、立ち入り禁止になっていた。峠を下る途中、泊まる浜益の街が見えてきた。

浜益の街

キャンプ場(川下海浜キャンプ場)に到着。此処は駐車料金だけで、自転車は無料なのだが、念の為受付の爺さんに料金を聞いてみると、「今日は無料にしてやるよ」と言われた。調子の良い親爺である。

キャンプ場の芝生はフカフカだったので、マット無しでも熟睡できた。夜、雨音で眼が覚め、洗濯物をテントに入れ、サドルカバーをかけた。此処は、道路の向い側にセイコーマートがあり、買い出しに困ることは無い。

18時過ぎ、やっと落ち着いた




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