2024年4月18日木曜日

岩国自転車旅行(24日目、海上自衛隊第1術科学校)

 先日の弥山登山のダメージから回復するのに、2日間の静養が必要だった。今日は黄砂予報が心配だったが、江田島にある海上自衛隊の第1術科学校(旧海軍兵学校跡地)の見学に出かけた。

広島からフェリーで渡る方法もあるが、港まで走るのが初めてだし、朝の車混雑も心配だったので、呉の天応港からフェリーで江田島の切串港へ渡る事にした。岩国駅始発で広島乗り換え無しの直通電車があり、座れたまま呉ポートピア駅へ輪行できる。


フェリー前方に艦艇が!

岩国駅で電車を待っていると、カープ塗装の回送電車が到着して驚いた。


広島カープ塗装の電車


呉の天応港、心配した黄砂の影響は少なく、視界もまあまあ良好だった。予定通り、「せとうちサイクルーズPASS」を貰う。自転車運賃150円が割引されるのだ。ただし、往復割引は使えないらしい。


せとうちサイクルーズPASS
フェリーが来た

自転車を手摺に括り付け辺りを見ていると、黒い煙と共に艦艇が現れた。フェリーの進行方向と交差するので心配になったが、艦艇の速度は速く、フェリー前方を通り過ぎていった。後で調べると、呉の海上自衛隊所属の「しもきた (輸送艦)」だった。急に現れたので驚いたが、地元の人々は慣れっこの様だった。

乗組員は甲板で雑談している様だ

江田島の切串港に着き、走り始めると右手に広島のビル群が見えた。調べると距離は約8km、近くに見える訳だ。江田島は牡蠣の養殖が盛んで、サイクリングコースは「かきしま海道」という名前だ。

広島の街が近い

「かきしま海道」

牡蠣!

たまに、アップダウンはあるけど、道路は車も少なく走り易い。周防大島も良かったが、江田島も良い。

気持ち良い道が続く

絶景スポットで休憩していると、さっきの輸送艦がまた現れた。練習中なのだろうか?ちょうど良いので、記念写真を撮る。

後ろには輸送艦

さらに進むと、生徒達のボート練習の光景が現れた。皆、大声を出してボートを漕いでいるが、かなり大変そうで、漕ぐペースが合っていない生徒もいた。

練習光景

教官は2名だ

こんな感じに寄り道していたら、いつの間にか時間が過ぎ、最後は坂道が続いた事もあり、見学受付時間が迫ってきた。見学前に弁当を済ませる予定だったが、間に合いそうにないので1/4だけ食べ、第1術科学校の正門へと向かった。

記帳し、バッチを着ける

見学は私を含めて9名で、説明して頂いたのは女性の方だった。説明は海上自衛隊に対する愛情が感じられ、なかなか好ましい内容だった。


上図の灰色の部分が、学校の敷地でかなり広い。見学の順路は、大講堂→幹部候補生学校→教育参考館で約90分。

大講堂は卒業式などの行事が行われる場所で、卒業した当日に練習航海に出航していく。幹部候補生の学校は、煉瓦造りで全長140mの建物、中庭には「同期の桜」がある。映画やテレビの撮影場所によく使われるらしい。有名なのは、一直線の廊下だ。

大講堂、マスクの女性が案内人

幹部候補生の学校、赤レンガ

長い廊下

最後に見学するのが、教育参考館。戦争の歴史や特攻隊員の遺書などが展示されている。(脱帽、撮影禁止)

神殿の様な教育参考館

構内にはコンビニやATMもあり、物々しい雰囲気は無く、やはり学校である。銃器も扱うが。帰路はフェリーの出航時間に遅れない様、ショートカットのルートを選んだのだが、これが大失敗。激坂だったのだ。おかげで翌日は、筋肉痛(-_-;)

距離は短いが...

岩国駅に戻ったのは、16時半頃。走った距離は短いが、中々楽しいサイクリングだった。










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