2010年10月10日日曜日

携帯工具

自転車は趣味の世界なので、携帯工具に対する拘わりも大事である。
自転車(ロードバイク)の携帯工具の機能として必要なのは
①3/4/5/6mmアーレンキー
②プラスドライバー
③チェーン切り
の3つであろう。

もっとも、今まで1万8千km程走ってもチェーンが切れたことは無いので、チェーン切りは「石橋を叩いて渡る」と同じで、心の備えというべきかも知れない。
こう書いてしまうと単純なのだか、「もっと軽く、もっと良いデザインが欲しい」等、物欲の気持ちが溢れ出て、物事が複雑になってしまうのだ。
 
今は、レザイン製の携帯工具であるLEZYNE(レザイン) SV 10が一番だと考えているが、ここに到達するまでに様々な変遷があったのは言うまでもない。

最初は、標準的な携帯工具であるサイクルベースあさひの「ハンディツール10」を購入した。しかし、自転車乗りの常である軽量化を求める性により、今度は「マイクロツール」を購入してしまった。以下は各々のスペックの比較である。

■ハンディツール10(980円)
・サイズ:72×31×20mm, 重量:150g
・2/2.5/3/4/5/6/8mmアーレンキー,プラスドライバー,マイナスドライバー,T25トルクスレンチ








■マイクロツール(480円)
・サイズ:52 x 21 x 25mm ,重量:69g
・3/4/5/6mmアーレンキー、プラスドライバー(1番/直径5mm)、マイナスドライバー(3mm)








機能の違いを棚上げして、重量と価格の点で計算してみたら、500円のコストで61gの軽量化が図れている。 これは他のパーツ類と比べても物凄いコストパフォーマンスである。

軽くて小さい「マイクロツール」だが、『使いづらい』という別の問題が浮上したと共に、「もし山の中でチェーンが切れたらどうする」という不安が、暗雲の如く心に立ち込めてしまったのである。

また、携帯工具物色の旅が始り、たどり着いたのは、「ソーマ ウッディー11 ツール」だった。チェーン切りが付いていると共に『ウッディーシリーズ特有の優しい木のボディーに。。。。云々』の宣伝文句にまんまとのせられた訳である。さて、スペックであるが

■ソーマ ウッディー11 ツール
・アーレンキー:2/2.5/3/4/5/6mm+8mmアダプター、T25トルクスレンチ
・プラス・マイナスドライバー、チェーン切り(8/9/10対応)
・somaのWebサイトにも重量や寸法の情報は無い。感触では200gを越えている。






これはこれで、機能的には十分だったが、「重い」という欠点があって日々不満がつのっていた処に、レザインというメーカを知ったのである。

『CNC加工による息をのむほどに美しいアルミパーツの輝きはまるでジュエリーのよう。高度な技術により精巧に設計されたこのツールにはまさにドイツのクラフトマンシップが息づいているこの完璧なる機能美は所有する喜びを満たしてくれる唯一無二のバイクツールだ。』

という謳い文句に心を惹かれた事は言うまでも無いが、素晴らしいのは、この機能で101gという事と、まさに所有欲を満たしてくれるその美しさであろう。

■LEZYNE(レザイン) SV 10
・Hex 2 3 4 5 6 8mm,Torx T25 T30 (with Disc bolt)
・Screw Driver +#2,Chaintool(with 9s/10s)
・101g(5,040円),下の写真右の革柄のビニール製のバンドが付属

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